インスリン非依存性糖尿病猫の例
荷花掌投与の有効性が示唆されたインスリン非依存性糖尿病猫の1例
インスリン投与が不要となったインスリン非依存性糖尿病猫に対し、荷花掌を投与したところ、投与前に高値を示していたAST、ALT、TG、空腹時グルコース濃度およびフルクトサミンの低下が認められた。
ASTおよびALTは第4週目で投与前と比較して、それぞれASTが30%およびALTが20%低下が認められた。
空腹時血中グルコース濃度は投与前と比べ約40%減少し、FRAも約35%減少した。
これは肝機能が改善したことで、インスリンの効果を改善する作用が荷花掌にあることを示唆していた。
TGは投与前と比較して約80%減少した。これはインスリンの作用が改善されたことで、脂肪組織に存在するLPLの相対的活性が高まり、TGが顕著に減少したと思われる。
出典:動物臨床医学 9(3) 149-153,2000
- by
- at 2007年06月25日